百物語ポピュラリティ調査


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はじめて訪れた方は必ずお読みください。

 百物語とは何か?

 ここであえて説明するまでもないでしょう。昔から現代に至るまで、延々と語り継がれる“ものがたりあそび”の作法であり、また、怪談集の代名詞として書物や映像においても数多く取り上げられ、よほどの非常識な人でない限り、知らない者はいないと言いきれるかと思います。
 インターネットが普及した現在では、百物語の名前を冠したサイトも多数存在し、そこでは今も多くの怖い話が語り出されています。

 今回の調査目的

 今回の試みは『百物語の一般解の抽出』、簡単に言い換えると『百物語の定番を見つけ出す』というものです。
 現在、多く行われている百物語は、当然ながら、新しい怪異譚を生み出すということを主眼に行われています。しかしここで行うのは、新奇な物語の創出ではなく、逆に、ポピュラーな怪異譚とはなにか、というものです。
 ただ、漠然と“ポピュラー”といっても、判断基準が曖昧であるため、今回の調査でいう“ポピュラー”については、以下のように考えます。
 ポピュラーとは、まずなにより有名であることであり、なおかつそれは特定固有(単独のキャラクター性)ではなく、不特定多数(一般的なキャラクター性)であるということです。このような“ポピュラー”足り得るには、再話やパロディなど様々な手法で、多く語られていることが必要であろうと思われます。そのような露出が多ければ、それだけその話の性質が鮮明・純化されると思われるためです。また、またそうなるべき素養があるからこそ、数多く語られることができたと考えられるのではないでしょうか。要するに、知っている幽霊/妖怪/怪異の類を単にあげつらう、ということではないということです。

 このことを踏まえ、以下の3点を条件として定義づけます。

1)誰もが知っていること。少なくとも8〜9割の有識率は必要でしょう。また、名前(あるいはタイトル)を聞いただけで、その性質やストーリーを容易に思い描けること。説明されてはじめて思い出すようではポピュラー(有名性)とはいえません。

2)特定のキャラクターやストーリーとしてではなく、一般的な「性質/概念/設定」として知られていること。例えば「鬼太郎」などは有名ですが、動かし難い固有のキャラクターであり、ここでいうポピュラー(一般性)には当てはまりません。

3)物語要素として再構築性があること。(2)の言い換えになるのかもしれませんが、話を再生する上でバリエーションを生み出すことができないのはポピュラー(汎用性)ではありません。

 以上、かなり感覚的な条件でもあるため、定義に対する意見や調査そのものに対する意見もあろうかとは思いますが、それはひとまずおいておいて、ぜひご協力をお願いします。
 なお、今回の調査対象は、「現在の」という観点で行いますので、古今東西全てを対象とします。

 調査方法の実際

 上記の定義にのっとり、各項目が『ポピュラーか否か』を、イエス・ノーの投票で判定していきます。その最終達成基準については、現時点では未定ですが、今後、ある程度、票が集まってきた時点で示したいと思います。

 組織票や連続投票等の技術的制限は行いませんが、あまり意味がないと思いますので、各自の良識の範囲内でお願いいたします。

 また、項目は随時追加していきます。新たに項目を提起したい方は、アンケートページのコメント欄を用いて投稿してください。

 それでは、アンケートページにお進みください。


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