(主演:ジェニファーラブヒューイット)
最期の夏
あの(俺的に悪評高い)「スクリーム」の脚本家による、アイドルスターホラームービー第2弾。世間一般の前評判なんかあてになんないので、期待はゼロ(じゃあなんで観に行くか、俺)。その結果は…
予想より面白かった。いやビックリ。でもね…
轢き逃げして、死体遺棄。その1年後、何者かが自分たちを狙う。はたして誰が? というお話。サイコサスペンスミステリー調で話が進んでいくのだ。フーダニットを主軸とした、結構本道のサスペンスミステリー。今回好感を持った理由はココだ。
俺ってば、「影から突然!」とか「ドアを開けたら!」とかの飛び出し系ホラーは嫌いなんだよね。あと、13金みたいな殺人マニュアル系ホラーもだめ。生理的にびっくりしに映画館に行ってんじゃないんだからさ。話で、絵で、恐がらせて欲しいわけよ。
そういう点において前半の心理的な追いつめ具合はいい。置き手紙や髪切りといったいやがらせ行為が、4人を心理的に追いつめる。決して早計に殺そうとするのではなく、じわじわと外堀から埋められていく恐怖感。ホラーの定石としてなら一人一人死んでいくが、サスペンスだからなかなか死なない。そこがいい。殺しちゃったらら、そこで話が終わっちゃうでしょ。そうなるとそれをフォローするために登場人物を増やさなければならなくて、その分、話が散漫になる。被害者インフレだな。だからあくまでも4人が中心に動かしていくのはタイトな話づくりのために正解。
話の展開上、細かい“?”もいくつかあるが、まあ、許せる範囲内で引き込まれていく。
であるがゆえに後半、結局ありがちなショッカーホラーになってしまい興醒め。普通の人ならありえない神出鬼没性も、ちょっとやめてくれって感じ。特にラスト。よくいえば定石どおりなのだが、だからそこ鼻白むこと著しい。話自体はサイコキラーもので押せるんだから、そのまま突っ走ってくれればいいのに。
なんてもったいない。不完全燃焼だよ。
(ここから文章の知能指数が一気に100程下がります)
さて、主人公のジェニファーラブヒューイット。んく〜ぅ。いいわ〜。
ブロンドよりもブルネットのが好きな私としてはもうクラクラ。しか〜も、知的な顔立ちに恐怖と不安と焦燥感を浮かべる。なんて過虐ゴコロをくすぐりまっくるのでしょう! さら〜に、体はナイスなバディでうぉーてなもんで、もういいっすよ。いい!