(主演:モーフィング)
有史以来、はじめての日の出を迎えることになった都市の右往左往ぶりを描く、心温まる超時空SFミステリー。原作はアシモフ。ウソ。
ちょっと分かりにくい導入部から、はじまり主人公とともに?マークを頭にくっつけたまま、逃げたり追いかけたり。迷路に迷い込んだような感覚とでもいいましょうかね。
作品全体を覆う重い空気がいい感じ。そのムードが全編に行き渡っているせいで、ラストシーンの日の出が、なんか孤独な虚無感が漂っている。好きだな。
そもそも連れ去られた彼らには未来がないんだよね。主人公はそれなりにハッピーエンドだったかもしれないけれど、あのあとどうするんだよ、君達は。そー思うでしょ?
ネタ的には、よくある異星人のアブダクト&実験場なので、中盤にばれてしまうのだけれど、それは別にいいってことで。
街全体をモーフィングしてしまうというのが、眼福。しかし一番びっくらこいたのは宇宙空間に浮かぶダークシティの全景ね。わかっちゃいるけど、すげえや(cf.トゥルーマンショウ)。