(助演:雛形あきこ。ウソ)
巨大ネズミパニック!
シュールでブラックなホームコメディという歌い文句に誘われて足を運んだオレ。
なんていったらいいんでしょう。これはいったい面白かったのだろうか、それともつまらなかったのだろうか。よくわかりません。
実験用のネズミが買われてきたそのときからはじまる、家族崩壊のバカドラマ。ホモに走る息子や彼をその道に導くアフリカ人の体育教師。自殺願望でSMプレイヤーの長女とか、心配性が高じて近親相姦に走る母親。
つまり下ネタ系エスカレートコメディである。オレって基本的にはそーゆーバカネタ映画は大好きなのだが。でも、どうもツボにばちっとはまらない。痒いところから数センチずれたことろを羽ぼうきで撫でられている、そんな気分。
よーするに寸止め感ってやつだね。もっと見せるなら見せろよ。はぐらかすなよ。やるなら最後まできっちりやったれ。ちゅーことですわ。いや、別に裸とかエッチシーンとかそういう露骨なことに限らず、気持ち的な面で(分かりにくいですか? この説明)。
ギャグなのかコメディなのかシュールなのかマジドラマなのかはっきりしない部分も嫌。どうもおフランスなゲージツ入ってて、スカしてる感じがそう思わせるんだろう。ミーはオシャレさんだから必要以上にははしゃがないのよ、みたいな。もっとテンションあげてくれよ。偏見視してるわけじゃないんだけど、そう感じたのだった。
だから、面白かったんだか、つまらなかったんだか、よーわからんまま。これ観てなにかを語れといわれても困る。そんな映画でした。