CHART-DATE : (1999/04)
作品
バラ色の景色
… ぼくのバラ色の人生

(主演:ジョルジュデュフレネ)


お話

 8歳の息子がゲイで会社の上司の息子と恋仲となり、結婚を誓うのはいいが、そのアブノーマルを受け入れられない親たちが右往左往して、傷ついて、でもまいっかあ、みたいなとってつけたようなオチ。


お話

 これまたつかめねー話。結局なにが言いたかったんだろう。ノーマルでもアブノーマルでも子供を愛しましょうってこと? 違うな、そんな表層的なことではないような気がするがでもじゃあなにと問われてもわかりませんなのだ。

 こっちとしては、ザジみたいな、もっと愛らしい、キュートな話を想像していたのだ。が、実際はもう淫靡な香りプンプンの胡散臭い感じ。ちゅーのも作中に流れる、人形のTV番組『パムの世界』の主題歌(?)が子供向きの筈なのに無茶苦茶妖しいせいなのかも。ジュテーム臭漂いまくり。そんな感じ。

 映像的にはすごいんだよね。色調が鮮やかで始まるが、主人公が精神的にマイナーになって行くに連れて、灰色がかった地味なものになっていく。唯一カラフルなのは『パムの世界』の中だけ。ラスト、世界に許されてようやく世界がまた美しさを取り戻していくというという。そこらへんの映像構成の妙はすごいと思った。

 まあ、なんですね。カルトムービーとして好事家の心に残っていく怪作といったところですかね。個人的には嫌いじゃないんだけどね。


お話
  1. フランスってゲイとかそういったアブノーマルに対してどうしてあんなに過剰反応するんだ? 多い分(偏見)、軋轢も多いちゅーことなのかしらん。
  2. それにしてもパム人形。妖しすぎるって。どー考えても子供番組ちゃうちゃう。

お話
★★★ ☆☆

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