CHART-DATE : (1999/11)
作品
殺人コンドームの恐怖
… キラーコンドーム

(監督:○チン・ヴァルツ)


お話

 ある愛の詩。


お話

 誰も惑うことなきおバカ映画。思いきり大バカなネタを直球勝負だ。しかもえっらくハードボイルド調で撮られている分、余計バカ度増大って感じ。
 殺人(殺チン?(笑))コンドームが、連れ込み宿で、男のチンを狙うという大バカのワンアイディア。いったい誰が思いついたのかしれないが、それだけで100分の映画をつくっちまうその開拓者精神は見上げたものだ。

 でも、だからといって面白いかというと、どうでしょうかねぇ? 所詮キワモノ映画だからなぁ、波に乗りそこねるとてんでダメダメなまま最後までいっちゃうでしょ。いや、まさにそういう状況だったわけよ。トホホ。

 結局、殺人コンドームが人造生命体であったり、狂信的な黒幕がいたりと話自体は破綻してないんだよな。わりとオーソドックスかつ論理的に展開している。演出もハードボイルドを意識してかじっくりと描くタイプで破綻がない。無理で無茶な点が(恐ろしいことだが)実はないのだ。
 つまり大前提となる殺人コンドーム(と、主人公がホモ)の設定だけが、ズレていて、それ以外は至極まともに作られているというわけだ。あるいはハードボイルドタッチ故、逆に演出的暴走ができなかったのかもしれない。

 ともあれ、バカパワー炸裂って結構難しいね。


お話

 主人公のマッカローニ刑事。デブマッチョ系の強面刑事ぶりが可笑しいが、美少年とできちゃうんだよね、真性ホモだから。でもその純愛ぶりは観ていて微笑ましくなってきちゃう。なんとか成就させてあげたいわん。ってな感じ。だって魅力的なんですもの、刑事ったら。きっかり32センチだし(バカ)。


お話
★★ ☆☆☆

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