CHART-DATE : (2000/04)
作品
20世紀最後の美幼女
… ロッタちゃん はじめてのおつかい

(主演:グレテ・ハヴネショルド)


お話

 これがあたしの生きる道(絶妙のコピーに脱帽したよ!)


お話

 見どころはロッタちゃんである。以上!
 ああ、これじゃ身も蓋もない。でもそうなんだもん、しようがないよ。

 いやホント。3編のおはなしは、どれもロッタちゃんの一挙手一投足を魅せるためにあるといっても過言ではない。ロッタちゃんが、ささやかな、しかし子どもにとっては大難題を、なけなしのパワーで解決していく姿に、『ああ希望とチャレンジ魂は失っちゃいかんのだよなぁ』なんて、ポジティブエナジーをビシビシもらっちゃうは少なくないに違いない。なんちゃって。

 ロッタちゃんのよさはね。まずふくれっつらの可愛さだね。へんにいつもニコニコしてない自分の意志を感じるわけさ。あと子どもならではの仕草もサイコーっすね。一番はスラロームの練習。アヒルのようにおしりをふりふりしながら、自分ではばっちりスラロームが決まってると思いこんでるところが、もう!

 いや、まあ、まったり感満載の愛らしいエピソードもそれぞれがキュート。とにかく観ていてストレスがない、癒し系のおはなしなのである。そんな話があってはじめて、ロッタちゃんも光ったのだろう。

 絵的にも明るくてポップな色づかいの街並みがよろし。街がよければそこに住まう住民ももちろんよろしで、ロッタちゃんを子ども扱いするでもなく、さりとて対等な大人として扱うのでもない、人生の先達としての適度な距離感を持った関係がみていて気持ちいい。学ぶところも多いのであった。

 ま、へんに理屈なんかいりませんね。純粋にオッケーなおはなしなんだから。


お話

 興味深かったのは異様なまでの歯に対する執念(?)。作中、しょっちゅう歯を磨いているし、お菓子も週に1回とか決まってるし。北欧ってどこもそういう感じの国なのかしら。ま、そんな日常があるからこそ、実に美味しそうにお菓子を食べるハッピーなおわりにつながっていくのだけれど。


お話
★★★★★

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