CHART-DATE : (2000/05)
作品
アオシマで〜す
… ブルー・ストリーク

(監督:レス・メイフィールド)


お話

 オレって盗ってもサイコー(?)。


お話

 ようするにプログラムピクチャであって、それ以上でもそれ以下でもない。それがわかっていて、なにも期待せず、頭を空っぽにして見れば結構楽しむことができる。実際、場内のあちこちからも笑い声が上がっていてわけで「こういう普通に楽しめる作品もアリなんだよな」と再認識したのであった。ま、映画の基準はメジャー×マイナーでも、高尚×低俗でもなく、唯一面白いか否かだけだけだからね。しかもそれすら主観でしかないのだから、ようはなんでもアリというわけだ。

 泥棒がひょんなことから刑事になる羽目になり、そして昔とったなんとやら、いつの間にやら大活躍。というお約束アクションコメディである。ちょっと目新しいのは刑事が盗犯課という、いままであまり登場したことのない地味目な部署なこと。それは、主人公が泥棒だからある意味必然であるわけだが、そのせいで(?)人の死が日常的になく、結果、殺伐とした雰囲気がないというのがよい。気楽に気軽に楽しむことができるからね。だからこそ、お子様向けのプログラムピクチャ足り得るともいえる。

 そのラストは、ちょっとあまりにも温情がすぎるんじゃないの? とは思うけれど、まあ許すとしよう。ハッピーエンドがお約束ならそれもまた必然ということだからね。


お話
  1.  ただし、主人公マイルズ役Mローレンスについては難あり。あまりにも浮かれ過ぎで作品から浮いている。大根?
  2.  日常的な事件をバンバン解決しちゃう有能な(?)なりゆき刑事のエピソードをもうちょっと入れてほしかったというのもあるかな。でもそんな多くは望むべき映画じゃないからなぁ。

お話
★★★ ☆☆

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