CHART-DATE : (2001/06)
作品
最終決着点
… ファイナル・デスティネーション

(監督/脚本:ジェームズ・ウォン)


お話

 逆孫悟空(手のひらで踊らされているだけ、という意味において)


お話

 ありがちといえばありがちなアイディア。でもスピーディな演出でそこそこ観られる話ではある。でも救いのない話だよなぁ。

 突然の死という運命から逃れたメンバーが、その後も執拗に追ってくる死神の罠から巧みに逃げきろうとするというのが話の骨子なわけだ。別に悪いアイディアじゃあなんだけれど、実のところかなり無理がある。運命の順番(段取)やスキップ理論といった些末な部分はいいんだけれど、そもそも死神のプランってそんなにまだるっこしいことしないといけないものなんすか? ちょいと心臓ひとひねりで簡単にゲームエンドじゃないですか。条件としては圧倒的に不利、とゆうか勝ち目ゼロなのに、運命を出し抜こうとするってのがどうにもよくわからない。そりゃ登場人物は頑張るだろうけれど、観客に「そりゃ無理だろ」とつっこまれるか「逃げ切ってくれ!」と感情移入されるかは作品の出来不出来の重要なポイントのはず。つまり、ルールがいまひとつ明確じゃないというところが隔靴掻痒なのだ。

 ま。どうせヤングアイドル系ホラーなんだから、そんな大層なことなんか求めないでもっとサクッと割り切って観ればいいんだろうけど。

 死の瞬間シーンについては、結構スプラッてるにも関わらず嫌じゃなかった。単なる飛び出し脅かし血みどろ系は卑怯で苦手なのだ。が、バスが突っ込んでくるとか飛んできた金属片で首バッサリとか、腹の上に包丁ドスンとか、「うわぁ」と思うけれど、過剰なびっくり演出のぎりぎり手前で止めており、観る側の負担も少なくショッカーを楽しむことができた。

 でも、映画としては可もなく不可もなくといったところで、結局、プログラムピクチャはそれ以上ではないということか。


お話

 またまた国分太一似の主人公。今の流行りの顔なのか? ヒロインは結構タイプかも?


お話
★★★ ☆☆

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