CHART-DATE : (2001/10)
作品
墓荒らしララクロフト
… トゥームレイダー

(監督:サイモン・ウエスト)


お話

 その1 お〜、アンジェリ〜ナ、君は墓荒らし〜
 その2 走れ〜、ジョリ〜、トゥムムム〜


お話

 まさにアンジェリーナ・ジョリーを観るためだけの映画。でもそれって不毛かも。

 なまじ期待してしまっていただけにちょっとガッカリである。もちろんつまらないわけではないのだけど、なんかしまりが悪い。元ネタにひっぱられる部分とオリジナリティの部分のバランスを最後までとりそびれてしまったことがそう思わせるのだろうか。

 トゥームの魅力のひとつは、冷酷非情な(?)ララ・クロフトの魅力である。キャラ先行型の映画としては、まさに適役のアンジェリーナをブッキングできた時点で、これは大成功といえる。でもそれだけで2時間が持つわけではない。

 しかしもうひとつの、そして最も重要な魅力である、頭と身体を使った謎解き、トラップ解きについては、その出来について首を傾げざるを得ない。ゲームで繰り広げられる謎解きはひとつひとつが単発的で、映画のようにひとつの大きなストーリーを構成する手法としてそれをそのまま当てはめてしまうのはあまり適当とはいえない。
 そのへんのことは映画スタッフもわかっていて、それなりにストーリーの波を作ろうとしているみたいなのだが、ヘンに元ネタ(ゲーム)も意識しているようで、その結果、銃撃戦をはじめとする冒険アクション主体なのか、謎解き主体なのか、どっちつかずになってしまい、その結果どちらも中途半端で食い足りなさが残る。

 とはいえ、全体のバランスは悪いなりに要所要所の大仕掛け小仕掛けはそれなりにうまくできているし、アンジェリーナ効果もあってそこそこ観れてしまう。これで映画としてのストーリー構成がしっかりしていれば傑作になっていただろうに。実に惜しい。やはりへたに期待はするもんじゃない。


お話
  1.  もひとつのマイナスは、キャラ増やし過ぎで散漫になったから? 特に味方キャラが多いのがね。
  2.  AJの後ろヌードにクラクラ。でもあんなに若い執事の前でそりゃないだろ作戦。もしか宦官か? それはそれとして実はアンジェリーナジョリー。オレの中での旬は過ぎちゃってるんだよね。そーいっちゃ、身も蓋もないけど。
  3.  ララ・クロフトといえばもちろん二丁拳銃。特に装填のアクション。無限弾をああ処理とは。ま、当然か。でも、う〜ん、カッコイイ。

お話
★★★ ☆☆

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