CHART-DATE : (2001/10)
作品
ネコちゃん、ワンちゃん
… キャッツ&ドッグス

(監督:ローレンス・グーターマン)


お話

 世界はどちらの肉球に〜?


お話

 説明不要のバカ映画!
 てことは、なにも考えずにスッコーンと楽めばいい。ちょっと、いや、かなりチャカついた話なので、ノレない人もいるだろうなとは思う。でもこういう悪ノリもありでしょ。
 まあ、本当のとこ、犬も猫も演技をしているというわけではので、はじめのうちは彼らが科白を喋る姿になんとなく違和感がつきまとったりもするのだが、慣れてくれば全然オッケー。

 話としては、犬vs猫の人知れぬ戦いを描くスパイアクション。ようするにエスピオナージュのパロディだ。おバカな秘密兵器や小細工メカ、陳腐な(?)忍者軍団や暗殺者など、本気のくだらなさで満ち満ちている(褒め言葉)。ただ、ちょっと惜しかったのは、やるならやるでスパイもののお約束を徹底させるくらいの確信犯ぶりがあってもよかったのではないか。って、マジにつっこむような映画じゃないんだよね。

 犬の行動仕草ネタ、例えば「相手の尻を嗅げ」とか「車の窓から顔出しOK」とか、そういうのがまさにこの手の映画ならではって感じで、べらぼうにおかしかった。ところが、場内満席近かったにもかかわらず意外と平然としており、ちょっとガッカリであった。オレツボってそんなに人と違うのだろうかと思ってヘンにドキドキしちゃったりして。

 実はネコ派のオレとしては、猫が悪役(しかもマヌケ)ちゅーのには、いまいち隔靴掻痒ではあったのだ。しかも、出る猫、皆、鼻のつぶれた西洋猫じゃん。オレは鼻筋しっかり短毛の和猫系が好きなんだけどなぁ。だからイントロのトラネコ大活躍にはチョーグッときまくり。そんなこんなだけど、結局、最後まで、猫の視点で観てしまいました。『世界征服、がんばって! ファイトッ!』みたいな。それってタイムボカンで3悪トリオに肩入れするのと同じ感覚か? 結局作り手の手のうちでまんまと踊らされてるような気がするけど、楽しめたからいいや。


お話
  1.  もっとも、犬も可愛かったりして。特にビーグル。しかもちょっと間抜けな。これも罠かっ!
  2.  ジェフ・ゴールドブラム、なんでこんなバカ映画に。てゆーか好きなのか? バカ映画。
  3.  仮にパート2があるとしたら、今度はメカ兵器の登場。ってAIBOかよ! みたいなつっこみで…

お話
★★★ ☆☆

ページトップにもどる