CHART-DATE : (2003/03)
作品
零零七番 他日殺
… 007 ダイ・アナザー・ディ

(監督:リ−・タマホリ)


お話

 色男、金と力は...... んなわきゃなぇ!


お話

 やっぱりそうか、お子さま向けか。
 ほら、モロ出しないし、人死にも穏やかな表現だし。誰が観ても大丈夫なつくり。お子さま向け、というよりも、世間の風潮がそういうことになっているのかしらねぇ。いや、モロ観せしろっていってるわけじゃないんだけどね。そこまで迎合するならむしろそういうシーンなんかなくていいんじゃないのかなぁ、と思ったものでね。

 さて、この映画。問題はそこではなくてお話のほうにある。非常にある! なにしろご都合主義すぎなのだ。アラが多いというか、ずさんというか。あ、同じ意味か。  例えば、1年ちょっとで、人工衛星を建造できるってのがまず不思議。しかもそれが兵器だってことに誰も気づかないのもヘンでしょ。他にもいろいろ細かいつじつまの合わないところは多く、そういう押さえるべき基本的根本的なところが雑なもので、こちらもなんか醒めちゃったのだ。007って基本的にイベントムービーじゃないですか。つまりいかにノレるかが、映画を楽しむ上で一番のキーポイントで、それに失敗してしまったせいで最後まで、なんか他人事みたいな観かたになってしまった。

 まあ、アクションシーンは悪くはないし、007といえばコレの秘密兵器の面白さも、満足できるものではあったし、つまり、なにも考えずにただイェーっと楽しむためのプログラムピクチャとしては、平均以上だとは思うのだが、でもそれもノレなければなんの意味もないもの。
 こっちの要求が厳しいとかいうのでもないと思うんだけどねぇ。


お話
  1.  007。羨ましすぎ。手早すぎ! やりまくりじゃん? 男としてかくあるべき? 無理無理。
  2.  実のところ今回はハルベリーを見に行ったってのが本当のところなんだけどさ。イマイチだったんだよねぇ。そりゃ、スーパービキニとかにはグッと来ないわけではないが(つーか来てるんだけど)、なんかこれ見よがしっつーか、そこまであからさまなのはいかがなものかみたいな印象が強くって。そういう観かたしちゃいけないのかもしれないけど。むしろキャットスーツのほうがセクシーに見えたっす。
  3.  今回予想外の収穫は、敵役ロザムンド・パイクのほうが意外や、よかったこと。全然タイプじゃないんだけど、なんか、ね。ピピッときたんだよな。

お話
★★★ ☆☆

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