(監督:ナム・ギウン)
そりゃ早口で云ってみろなんていわれてできるようなタイトルじゃあないでしょ。
自主映画。それ以下。
民生品のビデオ撮りからのフィルム起しなので絵が汚い(ハレーションおこしてて、とんじゃってるしねぇ)のはしかたがないとしても、それ以前に話として成立してないじゃん。いやまあ、あれだよ。ストーリーはなんとなくわかるし、ここで笑ってくださいというツボの設定もわかるんだよね。でもそれは頭では判るという意味であって、それが効いているかというと首をかしげるね。いやいやそんな生易しいもんじゃないな。映画を魅せるものとするテクニックが皆無で、感覚的に身体に入ってこない。
例えば、純愛プレイのバカバカしさや、ミシン改造のチープさなど、ここは笑うところというフラグがきっちりと見えているが、に関わらずそこでは笑えない。だってハズシテルから。そういう演出だから。結局独りよがりの演出ってことだよね。作り手としては、もっと観客に対してフレンドリーであってほしい。エンタテイメントであるならば少しくらいのサービスはあってもいいと思うのだよ。
クライマックスの銃を撃てない理由とその解決だって、それが唐突だから悪いのではなく、判りにくいからいけないのであって、もっと直前の伏線を仕込むとかエクスキューズも含めての見せかたとか、しっかりとしたサービスプランが提示されていれば、もっとどっかんどっかん受けをとれると思うのだよ。
てな感じで、総じて観客不在の部分が自主映画くさい。というと自主映画をバカにしてるみたいになっちゃって悪いか。アイディアはいいと思うのだ。一発ネタのバカ映画としてアリだと思う。ただそれを映画として成立させるテクニックとパワーがないのがねぇ。せっかくのバカキャラバカ設定を無駄に費やしているってのは観てるほうがつらいっす。
エロっちい感じは悪かないんだけどね。あえていうならもっとはっきり見せろみたいな。赤いライトは七難隠すというがオレはあまり好きじゃあないんですよ。