CHART-DATE : (2003/08)
作品
失楽園555
… 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト

(監督:田崎 竜太)


お話

 最終話なのに終わってない


お話

 TV版におけるファイズは、モンスターもまたヒーロー足りえるか、という実験的作品である。それを映画にする場合に、ひパラレルワールド的分岐クライマックスを持ってきているのが、すごいと思った。よもや、オルフェノクによって成立してる世界を持ってくるとは。
 しかも主人公もモンスターだったり、モンスターも主人公だったりと、やりたい放題である。ある程度は予測できるように伏線がはってあり、破綻はしていないのだが、だからこそよくぞここまで世界観を作り上げたと拍手したい。
 あと、カイドーさんやオサダさんが露悪的ともいえるあんな形で死んでいくとは。ちょっと意表をつかれたし、そこまでせんでもいいんじゃないの、とも思った。

 いや、相対化する世界や無情の現実といったものは、SFにおいてはそんなに突飛なものではなく、そこそこありふれてはいるが、「仮面ライダー」はとりあえずお子様作品なわけで、ここまで振り切るとは、やるな! って感じである。なんか時代を感じさせたです。

 仮面ライダーファイズのよさとは、とりあえず、スタイリッシュなカッコよさと、クールなストーリーであるといえよう。そのムードを徹底して突き詰めていったのが、この映画版最終話ということになるのだろう。唐突な仮面舞踏会シーンなど、ちょっとばかし腰砕けとなる部分もないわけではないが、適度な尺にきっちりとまとめ上げたことに、エンタテイメント映画の明るい(?)明日を見た気がした(ちょっと持ち上げ過ぎ?)。


お話
  1.  もっとも、基本的には02年の龍騎と同じ「それでも戦いは続く」みたいなオチってのには、もう少しきっちりケリをつけて欲しかったなぁと、思わないでもない。ま、TVシリーズがまだ続くことを考えると、エンドとするわけにもいかないのかもしれないが、でもせっかく最終話を語るのだから、ねぇ。
  2.  赤ファイズや、白サイガとか、カッコイイよね。TVの映画化じゃなくて、映画として、変身ヒーローエンタテイメント(もちろんバジェットもそれなりにかけて)を観たいね。
  3.  ところで、芳賀“ベッキー”優里亜である。丸顔もまたよし! でも世間的には加藤“オサダサン”美佳なんですか? よく知らんけど。

お話
★★★ ☆☆

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