CHART-DATE : (2004/02)
看護婦さん、ハイ! 看護婦さん、イヤ!
(監督:ピーター・クラマー)
ドタバタドタバタ、ダンスダンスダンス
けっこう期待していたのだが、それが失敗。肩透かしをくらってしまった。
はずしてる。あからさまにつくりものめいた絵づくりは、オレ好みだし、レトロポップなミュージカル形式も悪かないんだけれど、どうもなんかいまひとつ。つめが甘いのかなぁ。
ストーリーだって、牧歌的なムードの典型的なシシュエーションコメディで、けして悪かない。少々のブラックなテイストも効いているし、大きな破綻もないし、なのになんでこうもピンとこないのかね。
多分、それは登場人物がちっとも魅力的ではないから。観ていても感情移入できないんだよな。あるいは共感するところがなにもないんだ。別にそういうものが映画の絶対条件ではないが、このようなシットコムではけっこう重要なファクターなんじゃなかろうか。それぞれ愛すべき人物達ではあるのだけれどね。なんかお前らそれでいいのか? という感情が先に立っちゃって。ねぇ。
★★ ☆☆☆