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ミレニアム
MILLENNIUM

『千の桁が繰り上がる夜に』

 とにかく1000年に一度しかないという、4桁目が繰り上がる夜である。いつもの大晦日とは違うなにかがあるかも。いや、あるに違いない。というわけで、意を決して人混みの中に繰り出すことにした。目指すは横浜中華街。いざ、出動!


(1)真冬に露店
 カウントダウンは(当然だが)深夜0時。余裕をみて10時に集合したが、思ったほど人がいない。店の前にテーブルなども出ていて、香港や台湾のナイトマーケット風ではあるが、意外にのんびりムードであった。
 おかげでこちらもちょっとした中華バーに入り、のんびりと一杯やる。これがいけなかった。30分前にもなると関帝廟前は猛烈な人混みになっていた。


(2)中華風獅子舞
 これが獅子舞。すごい。でも人混みの方がもっとすごい。写真を撮るどころじゃない。両手でがっちりガードしていたにもかかわらず、レンズフードをなくしてしまう。たぶん落とすだろうなと思っていたので、あまりショックではないのだけれど、でもちょっと悔しいよね。


(3)氷川丸
 カウントダウンと獅子舞にもまれて、えらい思いをした後、とりあえず山下公園に出る。イルミネーションデコレーションされた氷川丸が夜空に浮かぶ。


 この後、赤煉瓦倉庫、みなとみらいと経由して、神社で初詣。ああ疲れた。
 実は、この日は新レンズ、ウルトロンのデビューという目的もあったのだ。カラーで撮ったのがそう。f1.7はダテじゃなく夜でもよく写る。いいレンズだ。ただデザインはあまり好きじゃないかな。

 さて、そんなこんなの年越しを迎えた1ヶ月後、オレは再び中華街にいた。そう、中華街には旧正月というものがあるのだ。実はこちらのほうが盛大なのだ。


(4)光にむかって
 民族衣装に身を固めた一行が、中華街を練り歩く。平日の夜という条件で、人混みは1月前に比べれば、全然いないも同然。最前列に陣取りショット。


(5)コスプレ
 ただ、やはりベストポジションを追って移動するなどという芸当はできず、今いる位置から撮るしかない。そんな状況でいい写真を撮れるほどの腕はない。こういうときはたぶん、1眼レフにズームレンズで勝負すべきなのだろうが、もってないのだから仕方がない。


date1999/12/31〜2000/01/01
locationYOKOHAMA
camera安原一式…(1)(3)
minolta-35…(2)
lenzULTRON 35mmF1.7Asp…(1)(3)
Canon 50mm f1.8…(2)
filmKODAK ROYAL GOLD 400…(1)(3)
KODAK TRI-X 400…(2)
date2000/02/07
locationYOKOHAMA
camera安原一式
lenzULTRON 35mmF1.7Asp
filmKODAK ROYAL GOLD 400

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