先日、職場で旅行の土産をもらった。
貰っておいていうのも悪いが、まあよくあるサブレである。まあそれはいい。問題はサブレを包む包装にあった。
品名や原材料が書かれた一番下段にそれは書かれていた。賞味期限。はじめは気づかなかったが、ワンテンポおいてじわじわとその不可思議さがわいてきた。
無敵だ。無敵である。なにしろ購入しないかぎりは永遠無限に保存がきくというのだからすごい。防災時の非常食としては完璧だ。あ、ダメ。非常食として買った時点で時限スイッチが入ってしまうではないか。
では買わないで防災時に購入することで予約しておけばいいだろう。しかし防災時は需要過多になるであろうから、口約束では心もとない。となると内金予約金の類いは絶対に必要だな。
いやいや、待て。予約金を入れるというのは購入にはあたらないのだろうか。多少なりとも金銭の移動があるならば購入と判断されてしまううのではないか。それはまずい。ダメではないか。
結局なかなかうまい話はない。それが今回の教訓である。