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神戸一人旅
KO−BE

『神戸一人旅』

 どっか行きたいなぁ。たった一人で。別にCMにそそのかされたわけではないけれど。そんな気持ちがふつふつと高まっているときのことだった。雑誌をパラパラと眺めていると、そこには夜空に浮かび上がるイルミネーション『神戸ルミナリエ』… これだ、オレを呼んでいるのは。
 そんな発作的な思いつきはそのまま頭にこびりつき、オレはいつの間にかホテルと夜行バスを予約していた。

その1

異人館
(1)ラインの館

 横浜から大阪経由で神戸、三宮へ到着する。天気は多少靄はあれど快晴、撮影日和だ。オレは神戸は仕事で1回来ただけで、はじめてといってもよい。というわけで、今回は定番コース、異人館めぐりからスタートする。
 時期的、時間的な理由でか、観光客もそれほど多くなく自分のペースで見てまわることができる。「ラインの館」は陽光がいい感じで入り込んでいた。ミノルタ35llにはいつもフレアで泣かされているのだが、暖炉の写真ではたまたまうまく作用した。
2階には? 暖炉の隣りに

イタリア館のおばちゃん

うろこ館のおばちゃん

(2)見てらっしゃい


 そもそも観光が主目的じゃないし、たった一人で、わざわざ金払ってまで中に入ろうとは思わないので、有料の館は外観だけですますつもりだった。でも、呼び込みのオバチャンの元気のよさには押されっぱなし。坂の一番上にある「うろこの館」ではとうとう負けてしまう。まあ、ひとつぐらいはいいかなといったところ。
 で、交換条件に写真にポーズをつけてもらう(下の写真がそれ)。嫌がっていたけれど、けっこう楽しそうに写っていた。

 だまされたと思って(失敬!)入ったのだが、雰囲気がよく予想外に面白かった。北野外国人倶楽部で親子連れと出会ったのだが、女の子が甲冑わきで記念写真をとってもらうとき自発的に同じポーズをしていたのが、印象に残っている(笑)。

うろこ館もクリスマス
(3)時節柄? 場違い?


場違い鬼
 クリスマスまっさかりということで、館もリースで飾り付けである。洋館だけに違和感がない。
 問題は山手八番館だ。洋館なのに玄関の両脇には立燈鬼達が… 彫刻館だからか。もっとも展示されている絵画や彫刻はよかった。

ワッフル天満宮
(4)いらっしゃいまっせ〜


 ところ変わって北野天満宮。おみくじやお守りを売ってる隣りでは、なぜかワッフルやタコスを売っている。しかも仕切っているのは同じミコさん。思わず、撮らせてもらう。あわてて光線の具合をチェックしきれなかったのが、すごく悔しい。

(5)いきなりブリティッシュ

 昼食はローストビーフで有名(らしい)なブリティッシュパブ「キングスアーム」。2時をまわっていたので客もまばらだった。料理もビールもうまい。店の壁中にはいままで来た人達の名刺が所狭しと貼られている。雰囲気があって気に入った。ところが建物の老朽化のせいでこの日で閉店なのだそうだ。なんてこった。
でも今日で閉店 ブリティッシュランチ


date1998/12/22〜23
locationKO-BE

camera & lens minolta-35ll
AVENON super wide 21mm
Rollei35 SE
film FUJICOLOR SUPER400 FUJICOLOR SUPER100
photo (1)-上,左下,右下/(5)-左 (2)-上,下/(3)-左,右
/(4)/(5)-右


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