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神戸一人旅
KO−BE

 美味しいディナーも小粋なカクテルもなく、ホテルの枕を涙でぬらす。明日はきっと、きっとある。
 そして次の日になる。家を出るときに見た天気予報では“くもり”あるいは“雨”だったが、窓から見る空は多少の雲はあれど、十分晴れといえる状態。なんか運が向いてきたかぁ?

その3

温泉寺1

温泉寺2

(10)あーりまオンセン一泊二日

 旅行といったら、やはり温泉じゃあーりませんか(お約束)。なにしろ、三宮から電車で1時間もかからずに行けてしまうのだから、ここは行かない手はないでしょう。
 休日にもかかわらず、観光客は多くなく、温泉町特有のちょっとわびさび入った風情が実にフォトジェニックだった。もっとじっくり歩いてみたかったし、ロープウェイにも乗ってみたかったが、今回は時間と体力と気力の関係で断念。残念。いずれ近いうちにリターンマッチを密かに誓うのだった。

オコンドー?
(11)オコンドー?


 有馬温泉には公設の温泉センターがある。そこが有馬での目的だ。ゆっくりと湯船につかると旅の疲れもじんわりとやすらぐ。と思ったら大違い。まわりを近所のじいちゃん連中に囲まれ、逆にエキスを吸いとられていくような気がしてならないのだった。
 温泉会館の前の薬屋が、うさん臭げ。

ねね様
(12)有馬といえばこのお方


 温泉センターでは記念がてらに白いタオルを買って温泉に挑んだのだが、ちょっと湯につかっただけでタオルは真っ茶色に染まっていた。有馬温泉はそういう色なのだ。
 温泉街の中を流れる川には、豊臣ゆかりのヒョウタン型の池が作られたりしていて、そこには温泉が流れ込んでいる。つまりこれが有馬の湯の色というわけだ。ところでモデルはねね嬢である。
茶色池

売り子も買い子も
(13)どうだね、客はよー


 泊まり客は帰りはじめるにも日帰り客が来るにも、中途半端な時間。店のオバチャン達は店先で世間話。

(14)干支にちなんで

 とって返して、ハーバーランドに向かう。その途中、あからさまに怪しげな集団に遭遇する。なんなんだ? きけば大学の授業のひとつなんだそうで、でもどんな授業なんでしょう、いったい。それはそれとして、干支にちなんでウサギさん達をショット。別れてから“そうだ、みんなにいじめられるウサギ達というのも面白かったのに”と気づいた。
仮想ウサギ1

仮想ウサギ2 仮想ウサギ3

露天でおもちゃ
(15)大胆とみるか、大らかとみるか


 駅に向かう道すがら、高架下の商店街では堂々とおもちゃが売られているのだった。なんかすごい。でもイカス。


 というわけで、2日間の一人旅はおしまい。結局ダラダラと過ごしてしまった。やっぱりカバンかついだまま歩きっぱなしというのは、もう体力的にきびしいということが実にしみてわかった。それ以上に、神戸はまだまだ見どころがたくさんありそうだ。駆け足で見ざるを得なかったUCCコーヒー館や有馬温泉にはもう一度行ってみたい。食道楽だってしたいぞ。よし! 行こう、神戸へ。
date1998/12/22〜23
locationKO-BE

camera & lens Rollei35 SE
film FUJICOLOR SUPER100
photo (10)〜(15)


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