第十七番 瑠璃山 井戸寺。
この井戸寺は、もとは妙照寺と号していたのですが、弘仁6年、弘法大師はこの地に留まり、御本尊を拝して修行、八尺余りの十一面観世音菩薩立像を刻み安置し、さらに、この地方の水が悪いのを憂い、錫杖で一夜のうちに井戸を掘り自身の姿を映して、それを石に彫刻という大師パワーを発揮。井戸は「面影の井戸」と呼ばれ、寺号の由来もこれによります。井戸内部をのぞき込み顔が写らなければ3年以内の不幸がくるとか、井戸に顔が映れば無病息災といわれています。随分と怖いジャッジをされますな(笑)。
徳島、井戸寺にて入手。
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